本学の体育教育の特徴
清修学園大学では、創立以来「健全な精神は健全な肉体に宿る」という理念のもと、すべての学生に充実した体育教育を必修としています。具体的には、以下の3つの取り組みを全学生に義務づけています。
- 毎日の朝体操
寮生活の朝、学生全員がキャンパス中央広場に集まり、約20分間の朝体操を行います。厳しい高原の朝の空気の中で行われるこの体操は、一日の始まりを清々しく迎えるための大切な習慣です。 - 全学年の体育授業
1年生から4年生まで、すべての学年で週2コマの体育実技授業を必修としています。内容はランニング、球技、筋力トレーニング、冬季の雪上運動など多岐にわたり、年齢や学年を問わず身体を動かす機会を確保しています。 - 毎年秋の体育大会
10月に開催される全学参加の体育大会は、本学の伝統行事です。クラス対抗のリレー、綱引き、球技大会などを行い、学生同士の絆を深めるとともに、日頃の鍛錬の成果を競い合います。
これらの活動には、本学指定の体操着(半袖Tシャツ、長袖ジャージ、短パン、ハーフパンツ、運動靴)の着用を義務づけています。体操着は制服同様、男女共通のシンプルなデザインで、動きやすさと耐久性を重視した素材を使用しています。体育教育・体操着着用の意義本学が大学段階でも体育を強く重視し、体操着の着用を義務づける理由は、以下の通りです。
- 心身の調和的な成長を促す
学問だけでなく身体を鍛えることで、集中力、忍耐力、ストレス耐性が向上します。人里離れた全寮制環境で長時間机に向かう生活を送る学生にとって、毎日の運動は心身のバランスを保つために不可欠です。 - 規律と集団意識の育成
朝体操や体育大会での全員参加は、時間厳守や仲間との協調性を自然に養います。指定体操着を着用することで、個人の違いを最小限に抑え、「全員が平等な一員」としての意識を高めています。 - 健康管理と生涯スポーツの基礎づくり
大学時代に規則正しい運動習慣を身につけることは、卒業後の健康維持に直結します。本学の卒業生は、社会に出てからも運動を続ける人が多く、「清修での体育が一生の財産になった」と語る声が数多く寄せられています。 - 現代の大学教育における体育必修の理由
近年、多くの大学で体育が選択制または廃止される傾向にありますが、本学はあえて全学年必修を維持しています。その理由は、現代社会がもたらす座りがちな生活習慣や精神的なストレスに対して、強制力を持った運動機会を提供する必要があると考えるからです。特に本学の孤立した環境では、学生自身で運動の機会を作るのが難しいため、大学が責任を持って身体を動かす場を確保しています。指定体操着の着用も、私服による格差や流行への意識を排除し、純粋に運動そのものに集中できる環境を守るためのものです。
清修学園大学は、これからも体育教育を通じて、強くしなやかな心身を持つ人材を育て続けます。
朝の澄んだ空気の中、全員で体を動かす時間は、皆さんの大学生活にかけがえのない思い出と力を与えてくれるでしょう。
── 清修学園大学 広報課


